授業紹介

国語科1年生の前期の授業の時間割を紹介します!

月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日
1
9:00
-
10:30
(へき地教育論) (いじめ・不登校
の研究)

(心理学入門)

(現代の美術T)
外国語
(英語)
T
倫理

人権
発達と学習
2
10:40
-
12:10
漢文学史 外国語
コミュニケーション
(英語)
T
※ アカデミック
スキル
外国語
(英語)
U
教育
フィールド研究
T・V
3
13:00
-
14:30
体育T 情報機器

操作
教職論 日本文学
概論
(古典)
4
14:40
-
16:10
漢文学
研究法
近代文学
研究法
日本語学
研究法
ゼミ活動
5
16:20
-
17:50
・書法T(漢字)

・博物館概論
ゼミ活動






へき地教育論

この講義では,小規模校特有の授業展開や,
へき地教育の特性などを学んでいきます。

普通学級にはない問題もありますが,
小規模校ならではの特性もたくさんあります。

へき地教育の実情や課題,デメリットをどう活かすかなど,
へき地教育についての専門的知識が学べる講義です。



漢文学史

漢詩,主に唐代の詩,を中心に,
詩の作法や鑑賞法を学ぶ講義です。

今年度は,杜甫(とほ)作の七言律詩である
「向夕(夕べに向う)」を主に用いました。

また毎時間,上記の詩以外にテキストから1つ,
詩を読み合わせします。

さらに漢文学の歴史や文法的な基礎事項,
作品の「よみ方」などを学ぶだけでなく,
講師独自の観点から,現代に生きる「歌」や「漢字」の精神を
紐解きながら授業が進められます。

不明な点は,辞典で調べますので,
漢和辞典を素早く引けるようになります。



体育T

今年度は,大縄跳び(ダブルダッチ),ドッヂボール,
そしてGボール(いわゆるバランスボール)の運動
を中心に活動しました。

大学生なのに体育? と思われる方も
いらっしゃるかもしれません。
しかし,日ごろ身体を動かさない者にとっては,
貴重な運動時間にもなっているのです。



漢文学研究法

漢文研究に必要な辞書(大漢和辞典,漢和大詞典など)や
参考資料(叢書・類書など)が紹介され,
それらの使い方について学びます。

前半はこれらの資料をもとに,
各自に課された「唐詩」を調査し,
鑑賞や考察などをノートにまとめます。

後半は各自で新聞上の「中国古典」を調査し,
その調査結果や個人の考察などを発表します。

調べる力や発表する力を養うことができます。



いじめ・不登校の研究


この講義では,学校に行けない子供たちの実態や, いじめについての理解を深め,
具体的な支援について考えます。

講義はパワーポイントが中心です。
それと授業内容をまとめたプリントで学びます。

講師の先生の実体験をもとにして,
不登校の子供たちに対する実践的な支援の仕方について
学ぶことができます。



心理学入門


授業名の通り,心理学を学ぶにあたっての基礎,
例えば心理学の歴史や心理学の分派など,
まさに心理学の入門編を学ぶことができます。

今年度は,パワーポイントを用いて,概要を説明。
内容は,分野ごとに章分けされ,
ときどき心理実験なども行われます。

ノートは各自で確実にとりましょう。
さすれば,きっと良いことがあるやもしれません。
(それから席はなるべく前に座ること)。

興味はあるけど何なんだろうシンリガク。
知ってはいるけどおさらいしたい心理学。
と思っている方や,

後述していますが,「発達と学習」との相関を
見たい方などはぜひ,
心理学入門を受講されるとよろしいかと思います。



現代の美術T

美術の基礎的な知識にふれ,その知識が作品に
どう用いられているかを学びます。

作品に対する造詣を深めたり,
現代社会の諸問題について関心を深めます。

例えば,映画やアニメーションから映像における
"魅せ方"の技術を具体的に学んだり,
各自で美術館やギャラリーを訪れて作品を鑑賞し,
感想をレポートにまとめたりします。

またワークショップを行い,
自分たちで考えたことを発表します。



外国語コミュニケーションT

実践的な英会話を基本にした授業です。

会話(コミュニケーション)のための記述と会話実践が中心で,
基本はペアの人と一緒に会話の練習をしながら,
基礎的な英会話を身につけていきます。



近代文学研究法

近代文学作品やその作家について
「研究」という観点から学習します。

今年度は作品の梗概や作家年譜の作成に始まり、
資料を作成、研究発表を行いました。

その後,質疑応答などを交わし,考察を展開しました。

作品ができた背景に 作家にどのような出来事があったのか,
どのような心境の変化があったのか,なども学びます。

さらに,この講義を通じて,
近代文学に対する興味・関心が深まります。



書法T(漢字)

この講義は書写を中心とした実践授業となります。
基本は小・中学校の授業で習った書写と同様の内容です。
小学校や中学校で使用した教材を利用します。

今までと異なる点は、 授業をどう進めていくか,というように
授業の基になる計画書である"指導案"を考える点です。

教師になった際,児童や生徒にどのように教えるか,
考えながら講義を受けることができます。



博物館概論

この講義では,主に,学芸員が博物館において担う役割や
博物館そのものの役割について理解を深めます。

そもそも博物館は,
学芸員がいることで成り立つのではなく,

博物館という“場”,
学芸員という“人”,
展示される“もの”

が揃って成り立っていると言えます。

以上を踏まえ,

「学芸員は専門的な知識を持つだけではなく,
 広く深い知識を持つことを求められるため,
 常に知識を探求する必要がある」
などといった学芸員に求められる姿勢を 講義から学ぶことができます。



外国語(英語)T

※外国語は数クラスに分かれます。

他専攻と混ざって数クラスに分かれます。
各クラスの先生が選んだテキストに沿って,
講義を進めます。

時事ネタや面白く興味深いトピックの英文を通して
英語の読解力などを高めます。

一例として,
ビートルズを題材にした教科書を用いて
授業を進めたクラスもあります。
授業中にビートルズの楽曲を歌って,
楽しく英語に触れました。

その他には,
日本語からでなく,英語から「文化」を考えよう,
をテーマにテキストを用いて,展開したクラスも
あります。

自分の興味のあるクラスを選択できないのは
難ではありますが,他専攻の人も均等に分かれて
いるので,一緒になった仲間と交流を深め,
団結してクラスに臨めるのが,
よい点ともいえるでしょう。



アカデミックスキル

大学生に必要とされる
学術的(アカデミック)な技能(スキル)について
学ぶ講義です。

基本的には,ノートやレポートの書き方,
論文を書く際のルールを学びます。

近年,論文における無断転載や
剽窃(分からない人は調べてみよう)などが
問題となっており,
今年度から必修の教科として加えられました。

また専攻ごとに分かれて,各々の授業を行っています。
国語科ではゼミ活動をアカデミックスキルの場としています。
今年度は情報機器の操作と連携して,
PowerPointを用いたゼミ紹介を行いました。



情報機器の操作

成績処理や各種文書作成などのコンピュータスキル。
教員にはこれらをそつなくこなせる技術が求められます。

この講義では,WordやExcelを用いて課題をこなしながら,
パソコンの基本的な操作方法・スキルを学びます。

国語科ホームページも本講義で作成しました。

パソコンがまったく使えなくても,時には教えあって
課題に取り組んでいくことができるので,
個人の理解度に合わせて学んでいくことができます。

また,分からない場合も個別で教えてもらえるので安心です。



日本語学研究法

日本語の語彙や音声,文法などについて学習します。

日本語の文法については,多くの人が中学校や高校で,
苦労した経験があるのではないでしょうか。

普段何気なく使っている日本語ですが,
この講義を通じて日本語の新たな一面を垣間見ることができます。



倫理・人権

学内外から多種多様な職種の講師陣がいらっしゃって,
講義をして下さいます。

講義内容は,
「どうして倫理・人権を学ばなくてはならないのか」について考えたり、
「男女共同社会について」などについて学ぶものです。

講義を踏まえての演習では,専攻内でディスカッションをします。

その後,レポートを提出したり、全体の前で発表をします。

普段は意識しない問題について、改めて考える好機にもなります。



外国語(英語)U

※外国語は数クラスに分かれます。

外国語Tと同じクラス分けですが、担当教員が変わります。
クラスによって重点を置くところが違うので、
いろいろな視点から英語を学べます。

あるクラスでは,
テキストや新聞記事から抜粋した英文を読んで予習し,
その内容から宿題テストが出たものがありました。

また他には,
リスニングやスピーキングを中心に,
高校時代に習った英語の文法を「英語で」復習しながら,
英語のコミュニケーション力を付けることを目標に
とりくむクラスもあります。

英語Tと同様に,クラスは個人では選択できません。
良さについては,英語Tでも触れましたが,
国語専攻内だけでなく,
他専攻の人とも幅広く交流できる点は,
よい点だといえると思います。



教職論

この講義では,

前半に,教員の社会的な立場や権利,
教員に求められる資質といった内容を
法律の条文などを通して,学びます。

後半に,現職の教員の方々に来ていただき,
経験談を聞くことができます。

ほかにも,各専攻で専門的に求められることを
議論を通じて考えていき,
自分たちで教師にとって必要な資質などを
考え,学ぶことができる講義です。

一年生のうちに,三年の教育実習を見据え,
現場の教員の方々からお話を聞ける好機です。

また教員を目指す者にとっては,
実際の先生の働く姿を追って, 自身の未来像を描くことのできる
数少ない講義のうちの1つでもあります。



発達と学習

こどもの発達理論や学習能力を,発達心理学を中心に深く学びます。
講義で気になった点について質問すると,次回講義にて回答プリントを配ってくださいます。
講義内で心理学の実験などもあり,大変,興味深いです。

本講義には,授業資料を基にしたテストとレポートがあります。
日ごろの講義から,発達心理学の興味を覚える点などに
注目しておくと,なお分かりやすい授業になるでしょう。

また,「心理学入門」を受けようと思っている方は,
内容に相関する部分が多々あるので,
復習や予習という観点からも授業の理解が深められると思われます。



教育フィールド研究T・V

ボランティア活動が主体の講義です。
前期の授業として組まれていますが,基本は通年(1年)の活動です。

活動先はさまざまで,その中で自分が参加したい活動を選びます。
地域の人々との交流もでき,有意義な時間を過ごせます。

農業体験や読み聞かせボランティアなど、
活動先での体験は、将来教員となったときに大いに役立つでしょう。



日本文学概論(古典)

古事記、万葉集、古今和歌集、源氏物語、枕草子など、
誰もが一度は耳にしたことがある古典文学。
これらの背景や歴史,古典常識などを学べる講義となっています。

現代にも通じる一般教養、裏事情、
実は間違っていた古典の「常識」などについても
わかりやすく教えてくださる,小ネタ満載の授業です。
なるほどという発見や驚きに,
メモをとること必至だと思います。

最後は自身の興味のある古典文学についてレポートを作成します。

日ごろの講義から,古典文学に向ける教養と眼福を
養っておく必要がありますね。

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